ダメ主夫 ひげメガネの雑記帳

アクセスカウンタ

zoom RSS 温室効果ガス6%削減についての考察

<<   作成日時 : 2005/08/23 14:44   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 0

先日発表された、夏の「クールビズ」に続く冬の「ウオームビズ」
暖房の目標設定値は20℃・・
中途半端に寒い秋田育ちの私にとっては慣れ親しんだ暖房温度だ・・
むしろ、しっかり着込んで仕事するなら暑い位だろう。
受験生時代などは暖房は頭をボーッとさせるので使わず、しっかり着込んだ上、手がかじかまないように指のところを切った軍手をして勉強していたものだが・・・
昔、省エネと騒いでいた時代には暖房の目標温度は18℃だったと思ったのだが、2℃上がった。
策定したのが年寄りだからだろうか・・?

ちなみに去年まではエアコンなしの生活を送っていたが、政府があまりに声高に「冷房は28℃」を連呼するものだから、今年は部屋に備え付けのエアコンで冷房三昧の夏であった・・・^^;

さてこの「クールビズ」「ウオームビズ」なるもの、なんのためやっているのか?
果たして、その効果は?

★まず、なんのため?★
どうやら京都議定書の取り決めによるものらしい。
京都議定書によると、
「温室効果ガスを1990年比で、2008年〜2012年に一定数値(日本6%、米7%、EU8%)を削減することを義務づけている。」
となっている。
まあ、昨今良く聞く、温室効果ガスによる地球温暖化なるものを防ぎ、海面上昇、気候変動などにより、生活地域の減少を防ぐとともに生態系の変化を抑える事により、人類の繁栄が脅かされるのを防ぐための方策、といったところか・・・。なにせ大いに政治的に決められた数値目標なので、本当に地球温暖化に対して効果があるのか、はたして今言われている温室効果ガスが本当に温室効果の元凶なのか、そもそも本当に温室効果によって気温が上がっているのか、
などなど疑問は尽きることがないが、ここでは二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの影響で地球の気温は上昇し続け、今まで何度も地球を襲った氷河期など今後は起こらず、今このままの温室効果ガスを放出し続ける限り、やがて地球は灼熱地獄となり人類が住めない環境になり、人類は絶滅するという、人類が人類のためだけを考えて作った最悪のシナリオに基づいて前提としたい。

主流の説に従えば、仮に排出量を0にしたとしても地球温暖化の進行を抑えることは出来ず、せいぜい進行速度を遅くする効果しかない。また地球温暖化と原因が異なる、地球全体の汚染、ヒートアイランド現象、人口増加、動植物の絶滅などなどを防ぐものでは無い。

http://higemegane.at.webry.info/200504/article_1.html
でも述べたとおり、温室効果ガスの主である二酸化炭素発生源は化石燃料である。
二酸化炭素は、化石燃料をメインに様々なものを燃焼したり分解される事により発生する。
世界レベルではメタンガスも温室効果ガスに占める率が高く、天然ガスの放出によるものや人間を含む家畜などの生物の放出するメタンガスもかなりの量であるという説もある。
直接的に使用される灯油、ガソリンなどのほか、間接的に石油や石炭を使用する電気、ガスはもちろん、あらゆる工業製品も製造過程で電気などのエネルギーに頼る上は、温室効果ガスを発生させている。
ついでに農産物、畜産物、海産物も様々な製品を利用したり、輸送などから温室効果ガスを発生させている。腐ったり屁をしたりでメタンも出る。
そして、ゴミの焼却、遺体の焼却においても温室効果ガス出まくりである。
このように現在の生活の中で温室効果ガスを一切発生させないようにするには、採集のみに頼る原始生活でもしない限り無理である。

★日本の削減目標である6%という数値について考えてみよう★

6%という数値は1990年の排出量から減らすべき量である。
今年2005年からだと、どれくらい減らさなければならないのか・・

2003年度の推定温室効果ガス排出量は、
13億3,900万トン
1990年に比べ8.3%増。

1990年の排出量は、
13億3,900万÷1.083=12億3600万トン

ここで試算(増加率が激変しないものとして)
13年で8.3%増なら、15年経た2005年度では?
8.3÷13×15=9.5769
希望的に少なく見積もって約9.5%

12億3,600万×1.095=
よって2005年度の推定排出量は、およそ13億5,400万トン
  (追記:06.10.17 速報値で05年度の排出量は13億6,400万トンでした。)
1年あたりに790万トン増加している事になる。(→1250万トン)

1990年の水準より6%減らすということは・・
109.5を94にするということ
94÷109.5=0.85845≒0.86→86%
つまり現在2005年に比べると、約14%削減する必要があると言うこと。


さらに少しでも精度を上げるため、人口からアプローチしてみる。
1990年は、人口1億2,361万人 排出量12億3,600万トン
2005年は、人口1億2,771万人 排出量13億5,400万トン

テストの問題風に・・
日本は2005年、1億2,771万人で13億5,400万トンの温室効果ガスを排出していますが、1990年に1億2,361万人で12億3,600万トン排出していた水準より6%減らさなければいけません。
2005年、一人あたりでは、何%削減しなければいけないでしょう。

ううっ・・、算数きらいだ・・・

まず1990年の一人当たりの排出量を求める・・・
 12億3,600万トン÷1億2,361万人≒10トン
6%削減とは、94%にするということだから、一人あたりの目標排出量は・・・
 10トン×0.94=9.4トン
んで2005年の一人当たりの排出量は
 13億5,400万トン÷1億2,771万人≒10.6トン
以上を踏まえて
 (一人あたりの目標排出量)÷(2005年の一人当たりの排出量)×100
 =9.4トン÷10.6トン×100=88.7%
よって、一人あたりの削減目標率は
 100−88.7=11.3%

おおっ!!
当初、排出量だけで計算した14%を下回る11.3%という数値に・・!!
排出トン数でいえば1.2トンである。

つまり、
日本全体では14%削減、一人あたりでは11.3%削減、という事になる。
人口の増加率より、排出量の増加率が少なかった模様。


★ここで、「クールビズ」「ウオームビズ」の効果を検証★

「Cool Biz」のホームページ上で言われている効果は、
>・オフィスでは
>すべての事業所等において、夏の冷房の設定温度を26.2℃から28℃に1.8℃上げるとすると、
>ひと夏で約160〜290万トンの二酸化炭素を削減することができます。
>・家庭では
>一世帯当たりの年間CO2削減効果
>冷暖房の使用を1℃控えるだけで、大きな削減効果が期待できます。

「大きな削減効果」って、オイ!
思いっきり誤魔化されてるやんけ〜!

ちなみに、
2003年度の排出量内訳と、1990年度に対する増加率、増加量は 
<工場等>       4億7,800万トン +0.3%  +140万トン
<自動車・船舶等>  2億6,000万トン +19.8% +4,297万トン 
<オフィスビル等>   1億9,600万トン +36.1% +5,199万トン
<家庭> 1億7,000万トン +31.4% +4,062万トン 

家庭とオフィスビルでの排出量が大きく増加しているものの、やはり工場から排出される量は半端では無い。原因を論ずるとキリがないので省略。

「ひと夏で約160〜290万トンの二酸化炭素を削減」ということなので
国民みなが良い人で、政府の言いつけを守り、冬も最大値の効果が出たとして、
仮に600万トン削減できたとしても、
削減できるのは全体の排出量に対して0.45%
家庭での削減効果を加味しても1%は超えないだろう。
ここで引き合いに出すべき目標数値14%には遠く及ばない。

追記:ちなみに政府が発表した、クールビズによる温室効果ガス削減効果は約80万トン。
     約0.06%の削減効果でした。すごいすごい。(2005.10)


ついでにクールビズ商戦などと称して新たな商品の生産、消費がなされている。
当然、元来不必要な温室効果ガスを発生させながら生産、流通、販売されている。

薄着にした分、冷房のエネルギー消費を抑えている訳だから、乱暴な話だが「エネルギー保存の法則」で温室効果ガスの減少と増加はトントンだったりして・・・

★結論★
もちろん、温室効果ガス削減対策は「クールビズ」だけではない。
しかし、スローガンを「6%」などと実質の半分程度の数字で言っている現実。
真剣に考えている人も、少なくとも私の周囲には皆無だ。

実感として、日本単独では到底6%(結局14%)の削減は出来ない。
他国との排出量取引という手があっても、全世界的に成長している限り不可能。
木を植えて誤魔化されても納得出来ない。

つまり、相変わらず政府のする事はポーズであって、なんら実効的でないという事である。
景気浮揚策の一環として、世にはびこる地球温暖化論で怖がる人々の心理を巧みに操り消費を増加させようという魂胆が見え隠れする。
紫外線の害のイメージをやたら増幅させてUVカット商品を買わせる手法に似ている。

★どうしたらよい★
本当に6%(実は14%)削減を実現させるため、いろいろと策を考えてみた。

・生活水準を1970〜1980年代の水準まで落とす。
ゲーム機やパソコンは無く、子供たちは外で遊び、車の普及率も低く、一部の商業施設以外は冷房も無く、季節季節の農作物を食べ、貧乏人はとことん貧乏。

まあ無理だわな・・

・現在の生活から11.3%消費を減らす。
減らした分のお金は預貯金してはいけない。国債として国に使われるだけだから。
老後や子孫のためにタンス貯金してもいけない。後世に付けを回すだけ。
恵まれない国に寄付してもいけない。世界レベルでは一緒の事。
捨てるのである。人に拾われてはいけない。
幸い紙幣はほとんど天然の繊維から出来ている。
燃やした所で、購入によりもたらされる温室ガス発生量に比べ格段に少なくてすむ。
もし自分が老いた頃に代替エネルギーの普及により全世界で化石燃料使用は全廃され、生物由来のメタンガスは全て燃焼させるといった夢の未来が来ると言うなら、タンス貯蓄でかまわない。

もし本当に行われたら国の経済は大打撃。紙幣を燃やしたら犯罪じゃないかな。。

または、有り金はたいて土地を買い、無農薬有機栽培で自給自足生活をするなんていうのも、個人単位での削減は可能。しかし全人類がそれを出来るだけの土地が地球上に無い。

・消費税15%UP
全て温室効果ガス削減と言わず温室効果ガス全廃に費やす。

技術的にどうなんだろう・・・、原子力燃料にも限界があるはず・・・

・温室効果ガス税or二酸化炭素税
一番実現に近そうだけど、その税金を使う事によって温室効果ガスの新たな発生源になるのでは・・・

・戦争、細菌等で世界人口を激減させる。
削減率もへったくれもない無政府状態になりそうだけど・・・

過激すぎ・・・

・幸せの価値基準をお金本位から脱却させる
ここまで膨れ上がった物欲を抑制するには、かなりの洗脳的手法が必要だな〜。
独裁国家的だ・・・

・発展途上国の発展を犠牲にして、先進国は繁栄を続ける。
これが真意か・・!
世界の富を均一にしたらテレビなんて見られなくなるっていうし・・・
地球はもはや狭すぎるって事かな・・

結局、さし当たって困ってない事には何ら対策をせず、ぎりぎりになるまで何もせず、良い状態から悪い状態へ自らの意思でレベルを落とす事を非常に嫌う、愛しの人類であった。。


温室効果ガス削減技術 ― 京都議定書の目標達成のために
温室効果ガス削減技術 ― 京都議定書の目標達成のために

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(3件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ウオームビズ京都議定書遵守の効果は?
「ウオームビズ京都議定書遵守の効果は?」に関連するブログ記事から興味深いものを選... ...続きを見る
ブログで情報収集!Blog-Headli...
2005/08/23 20:03
ウォームビズ
クールビズからウォームビズへ。今年の夏、クールビズについて書いた。いろいろな反響をいただき、非常に勉強になった。★クールビズの記事はこちら★★チーム・マイナス6%のページはこちら★次はウォームビズ。な... ...続きを見る
24LIVE
2005/08/25 14:41
やっぱりエコポイントのエコはエコノミーのエコだった・・
【家電エコポイント、CO2削減試算ずさん 効果6分の1】asahi.com 2011年2月5日 http://www.asahi.com/digital/av/TKY201102050170.html 『買い替え対象商品をすべて1995年製と設定したのが一因』 『すべて同じ大きさのものへの買い替えになると想定し、大型化という「増エネ」要因を考えなかった。』 『こうして算出された「400万トン」が財務省との折衝や国会説明など各所で使われる一方、環境省の担当者はその削減量をどう試算した... ...続きを見る
ダメ主夫 ひげメガネの雑記帳
2011/02/07 10:32

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
温室効果ガス6%削減についての考察 ダメ主夫 ひげメガネの雑記帳/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる