ダメ主夫 ひげメガネの雑記帳

アクセスカウンタ

zoom RSS 耐震偽造問題は底無しの展開を見せるか??

<<   作成日時 : 2006/02/09 15:21   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 0

昨日、非姉歯の偽装確認物件3件が福岡で発覚。勢いで熊本でも強度不足物件が6件発覚し、底無しの展開を見せると言われている耐震偽造問題ですが、果たして今後どうなるのでしょうか?
悲観主義者の私個人の勝手な推測ながら検証してみたいと思います。

現在発覚した範囲での最悪の想定を元に考えてみましょう。
福岡で新たに現れた新たなる役者のサムシングという設計会社。
手がけた物件は1万2千件を超えるとも言われています。
姉歯物件の偽装割合と同等に、もし1万2千件の内半数の6千件が偽装だったとします。
5チームで構造計算を行っていたというので、1チームのみが偽装に手を染めていたとしても千2百件です。
マンションの場合、損害賠償を求める相手は既に無く、補強または建替えの負担は第一に瑕疵担保責任のある販売会社、賃貸管理会社が行う事になり、そして国と自治体、最後は住民の負担になります。
税金での負担となると、どう考えても、金銭的に破綻する事は明らかです。
最終的に負担は住民にのしかかる事になるでしょう。

中越地震を上回る手厚い援助を受けたと言われるマンション住民たちも、建替えのため、これまでの住宅ローンに加えて新たな負担金が2000万円とも言われ、大変な負担であることは明らかです。
もっとも、退去命令が出されるに至ったマンションは面積も広く、今後発覚する物件にそこまでの価格のものが出るかどうか不明ですが・・。

それもこれも、事件が発覚して早々にマンション名が公表され、退去させられるに至ったためです。
発覚さえしなかったら、なんら金銭的精神的負担を強いられる事も無く平穏無事に暮らせた事でしょう。
まあ震度5強を超える地震が起きて倒壊するような事になったらお気の毒ですが・・・。

もし、この事件が底無しの展開を見せて、世の中の建造物の半数近くが危ないなどという事になったらどうでしょう。
自分の住んでいるマンションは大丈夫か?隣のマンション、ホテルは倒れて来ないか?
日本国民の大半が未だかつて無い不安感に襲われる事は間違いありません。
社会不安が広がり、経済は停滞し、バブル崩壊の比じゃ無いくらいの不景気が訪れかねません。

もし、そうなるなら、耐震補強を得意とした建設会社にでも転職、就職するのが一つの手かもしれません。

更に、個々の建物の耐震強度を追求する動きは加速するかもしれません。

現在、耐震偽装問題で耐震強度という数値が良く出てきます。
耐震基準1に対して0.6とか、耐震強度68%とか・・・
解体検査をして判定された一部の物件を除き、これらの数値は構造計算書や設計図施工図等の書類をもとに計算された数値で、実際の強度を表したものではありません。

鉄筋コンクリートというものは、比較的劣化の早い工法であり、竣工の瞬間から1年当たり1%前後の劣化を免れません。(用途や改修頻度によって大きく違いますが。)
建った当時の耐震強度が100%でも20年経過したら80%程度になっていると思って良いでしょう。

1981年以前に建築確認が出された建物は、もともと現在の耐震基準より低い訳で(既存不適格)、それが24年以上(※)経っている訳ですから、耐震強度は問題にならないのが不思議なくらい弱いはずです。
 ※建築確認は工事開始前に行われるため、完成は1年後くらい。

設計強度で30%と言われた物件が10年も存在していた事はかなり恐い事のように思われますが、老朽化した一般住宅の中には強度1%程度のものもゴロゴロしているという指摘もあります。

偽装行為は、もちろん許されない事であり裁かれなければならない事ですが、身の回りにそんな建物がゴロゴロしているという事実こそが、この問題が広がるのを阻害する大きな要素であるような気がします。

阪神淡路大震災で震度7を記録した地域でも全ての建物が崩壊した訳では無いように、一概に震度5強、6強で倒壊する訳では無いのです。

世の中の大半の建物が偽装されているといった風潮になった場合、このまま犯人探しを継続すると、極端な方向に進んだ場合、国内全建造物の耐震強度数値が調査される事になるかもしれません。

「いい加減、この家も古くなったな〜」とのんきに暮らしていたものが、突然役所の人がやってきて、「この家は耐震強度が5%しかありませんので、即刻退去して建替えてください」という状況にはならないでしょう。
予算の範囲内で、見せしめ的に行われる可能性はありますが・・・。


簡単にまとめると、
一番:飽きた
二番:金が無い(調査&補償)
三番:景気を悪くしたくない
四番:世の中には知りたくない事実もある

などの理由で、非姉歯物件発覚に及んだ耐震偽造問題は、期待するほど大きな問題にはならないと思われるのです。

「人の噂も75日」と言いますが、耐震偽造問題が発覚してちょうどソレぐらい経ちます。私自身も世の中も事件を追う集中力が薄まったような気がします。

本日の株価も特に暴落する事も無く、世の中は冷静に捉えているようです。

↓イチオシ!
あなたが知りたいマンションの耐震性―基礎講座
あなたが知りたいマンションの耐震性―建築技術者から市民へ (基礎講座)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
耐震偽装拡大の恐れ 福岡・熊本で木村建設関与の「非姉歯」物件
『耐震強度偽装事件で国土交通省は八日、姉歯秀次元建築士(48)とは別に、福岡の設計会社が木村建設(熊本、破産)施工の賃貸マンション三件について構造計算書を偽造していた疑いがあると発表した。「姉歯」以外で偽装が判明したのは初めて。 ...続きを見る
40代の私にとっての最新情報・重要ニュー...
2006/02/10 20:29
【欠陥住宅】欠陥の見抜き方6:現地調査と内部検査報告書
現地調査をしよう! チェックのポイント 従業員 従業員の働き具合など確認できます。しっかり働いていたら安心ですよね。 地盤 土を掘り起こしてあれば、地下水などもチェック。大量に汲み上げているようであれば、地盤が弱い可能性があります。 近隣の大きな建物でひび割れ、道路との不自然な段差などがないかチェックしましょう。もしあればやはり地盤に問題があるかもしれません。 ...続きを見る
マンション査定・売却・購入ガイドブック
2007/02/01 12:53

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
耐震偽造問題は底無しの展開を見せるか?? ダメ主夫 ひげメガネの雑記帳/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる