ダメ主夫 ひげメガネの雑記帳

アクセスカウンタ

zoom RSS 惑星の数より定義が重要

<<   作成日時 : 2006/08/24 10:01   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

最近、太陽系の惑星の数が従来の9個から12個になると言ったと思ったら、今度は8個になると騒がれています。
何故こんな話題が続くかと言うと、チェコのプラハで開催中の国際天文学連合(IAU)総会で議論が二転三転しているためです。

マスコミでは「水金地火木土天海冥」「水金地火木土天海」になる、なんて呑気な伝え方ですが、事は惑星の定義に関わる大変ややこしい問題です。

まずは、そもそもの経緯から・・・、

冥王星(プルート)は1930年にアメリカで発見され、ディズニーキャラクターの犬のプルートの語源にもなっています。直径2300km。

そして、冥王星より外側を回る新天体「2003UB313」の直径は2400km。冥王星より大きいなら当然惑星に加えようという事になりました。

ならば、自らの重力で丸い天体で太陽の周りを回っている物は惑星に含めようと言う事になり、火星軌道と木星軌道の中間にある小惑星帯(アステロイドベルト)で最も大きい直径950kmの天体セレス(穀神星)を加え、
今まで冥王星の衛星とされていた直径1200kmカロン(渡し守星)も冥王星と二重惑星という扱いにしちゃえ〜!
と、惑星は12個なんて案が出ました。
(注:聞きなれない和名は私の創作です。)

なお、その他の小惑星や彗星などは「太陽系小天体」と呼ぶようにするそうです。

「水金地火木土天海冥」「水金地火セレ木土天海冥カロUB」なんて馬鹿な覚え方をテレビで聞いた方もいると思いますが、もし惑星12個案でまとまるなら、セレス、カロン、2003UB313にも相当な和名がそのうち出来るんじゃ無いかと思うんですが・・・)

そんで、たった直径950kmのセレスを惑星に加えるんだったら、セドナ(極神星:推定直径1700km)、オルクス(死神星:推定直径1600km)、クワオアー(舞神星:推定直径1200km)なんて冥王星軌道の遥か外側に発見されたものの未だ正確なデータが得られていない天体も惑星にしなければならないことになって、大変ややこしい。
なので、「太陽の周りを回り、自らの重力で球状となる天体」という定義に「軌道上で圧倒的に大きい天体」(水星の直径4879km以上の直径を持つ)という定義を加えて(難癖付けて)、冥王星をはずすという事になったような気がします。
冥王星などは「矮惑星(わいわくせい)」と呼ぶようにするそうです。

まあ要するに、天文学者の力関係と言いますか、学者のわがままで定義が変えられようとしているといった感は否めません。


そもそも私が習った惑星の定義は「恒星の周りを回る天体」というだけのシンプルなものだったと思います。

そもそもの「惑星」という言葉は「惑う星」が語源で、天球上をうろうろ動き回る様子から名付けられた地動説に由来する名前です。古くは「遊星(游星)」とも呼んでいました。

「天球上を惑う」という定義からすれば、恒星の周りを回る天体は全て「惑星」という事になっても良いような気がします。

日本語では「惑星」と「小惑星」は同類的なのに対して、英語では「プラネット」「アステロイド」と明確に区別されています。

今回の定義変更がもしされる事になった場合、世界的には冥王星を1個減らす程度の事ですが、日本では「小惑星」の呼称などから変える必要が出てくるような気がします。

ややこしい事このうえないですね〜。



太陽系第10番惑星「ニビル」の謎
ホルスト:惑星(冥王星付き)-CD-←貴重品になる!?
MEAD ミード ETX-105ECJ アルミダイキャスト天体望遠鏡ETX105ECJ
『ハッブル宇宙望遠鏡の世界(CD-ROM)』
天文の基礎教室
〈STEKLO〉太陽系 CB5-N005
NASA太陽系生命探査機驚異の記録
地球大紀行 DVD EARTH BOX

追記:8/25
昨夜、ついに決定しました。
『冥王星降格、太陽系惑星は8個=76年ぶり変更、歴史的決着−天文学連合総会』
 【プラハ24日時事】チェコの首都プラハで開催中の第26回国際天文学連合(IAU)総会は24日午後2時(日本時間同9時)から、太陽系惑星の定義を決める投票を行い、惑星数を8個に減らす定義案を賛成多数で採択した。1930年の発見以来、第9惑星と位置付けられていた冥王星は76年を経て降格、水星から海王星までの8個の惑星とは異なる「矮(わい)惑星」に分類された。惑星の定義はようやくまとまり、太陽系に関する教科書の記述が大幅に書き換えられる歴史的決着となった。 
(時事通信) - 8月25日3時0分更新

これによって惑星は、「水金地火木土天海冥」「水金地火木土天海」になり、
冥王星を含めた「惑星くさい」天体は、「矮惑星」になり、
小惑星や彗星などは「太陽系小天体」と呼ぶ事になります。

今後、教科書がどう書き換えられるか気になります。


追記:20080612
 国際天文学連合(IAU)は12日までに、冥王星のように海王星より遠くにあり、惑星の定義を満たさない準惑星の分類名を「プルートイド」(Plutoid=冥王星型天体)に決めた。時事通信より
だそうです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
惑星の数より定義が重要 ダメ主夫 ひげメガネの雑記帳/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる