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zoom RSS 飲酒事故で3億円の支払い命令!

<<   作成日時 : 2006/09/28 11:16   >>

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飲酒運転事故による後遺障害に対して3億円もの賠償を命ずる異例の判決が出ました。
『<飲酒事故賠償>今も意識不明 3億円支払い命じる 千葉』

 千葉県成田市の国道で01年、酒気帯び運転の乗用車にはねられ、現在も意識不明の同市の元郵便局員、根本健宏さん(42)の家族らが、加害者の榎本裕明受刑者(34)=業務上過失傷害罪などで懲役2年4月=に介護費など約4億4000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、千葉地裁佐倉支部であった。溝口理佳裁判官は「酒気帯びで前方注視を怠るなど著しい過失があった」などとして約3億円の支払いを命じた。
 判決によると榎本受刑者は01年10月4日午前3時ごろ、酒気帯び運転して対向車線にはみ出し、知人の車を誘導中の根本さんをはねた。根本さんは今も意識不明。判決は介護費約1億3400万円を含む損害認定額から、保険会社などが払った額を引いて支払いを命じた。
 事故で県警成田署は、榎本受刑者を書類送検。根本さんの家族から捜査内容と目撃者証言の違いなどの指摘を受け、地検は実況見分やり直しなどを指示し、榎本受刑者を03年に在宅起訴。05年3月に東京高裁で有罪が確定し、収監された。
 根本さんの父宏一さん(67)は「つらい思いは私たちだけでたくさん」と、飲酒運転根絶を訴えた。【柳澤一男】
(毎日新聞) - 9月27日23時15分更新


被害者の根本さんは、対向車線に駐車車両が居て対向車が車線を越えて走行する可能性を充分予見できた状況にもかかわらず、車道上に出て友人の車を誘導中に事故に遭ったそうです。
裁判では、根本さんの過失は大きくないとして、この度の賠償命令となりました。

「見よ、この勝ち誇った遺族の顔・・。」
「複雑な笑顔の影に明瞭に浮かび出た鬼の顔・・。」
「3億も賠償されて遺族はウハウハだねー。」
「相手が酒飲んでて本当にラッキー!」
なんて不謹慎にも思ってしまいましたが、
さて、この賠償金は果たして支払われるのでしょうか?

報道では、「賠償金は保険から支払われる」説と「支払い能力の限界を超えているので踏み倒される」という2説がありますが、上記ニュースに「保険会社などが払った額を引いて〜」とありますので、保険からは出ないのでしょうか・・。
だいたい、そんな額が保険から支払われるようでは、他の加入者の保険掛け金が上がってしょうがないです。

自動車購入時に強制加入させられる自賠責保険で後遺障害による損害に支払われる保険金は数千万円がいいところです。
実際は自賠責保険の3千万円と合わせて、計5千万円が既に支払われているそうです。

結局は加害者の榎本裕明受刑者(34)が支払う事となりそうです。
34歳という年齢や、現在受刑中という事情からして、相当の資産家の血筋でも無い限り、支払えるとは思えません。
日本人の平均生涯収入は2億円ちょっとなんて言われていますが、30代半ばでムショを出た人間にそんな収入が見込めないのは明確です。

そういう場合は、ある程度は強制執行による財産の差し押さえの他、裁判所で話し合った上で一生の賃金から最低限必要な生活費(生活保護費に準ずる?)を残した上で支払っていく事になると思います。

仮に真面目に働いて月々20万円支払ったとしても、向こう30年働いて7200万円・・・。
到底、命令された3億円には届きません。
榎本裕明受刑者の服役前の職業は飲食店経営と伝えられています。評判が大きく関わる商売だけに、今後前職の経験を生かしてまっとうに稼いでいけるかと言えば絶望的です。

事実上踏み倒す事になるでしょうが、それにしても一生を棒に振るのは間違いありません。
ほんの僅かな不注意の代償としてはあまりにも常識はずれな額と言わざるをえません。
「目には目を」的な非常に原始的な匂いを感じます。

この判決は、被害者の遺族を受取人にして生命保険に加入して死ねとでも言ってるように聞こえます。

重大な後遺障害をもたらしたという理由でこれ程の事実上の重罪が課されるような事が今後常態化するのであれば、随分前から言われている「アメリカでは半身不随になったりしないように、車で人を轢いた場合は確実に死ぬようにもう一度轢く」などという冗談のような「殺し得」とでも言える状況になりかねません。
死刑にでもなった方が、今回のような多額な賠償命令を受けて生きるよりも楽にすら思えてしまいます。

危険運転致死傷罪の「逃げ得」同様、厳にあってはならない判決だと思います。


人の命の重さに平等はあり得ず、その不均衡はいつ誰に降りかかってもおかしく無いという事を認識しました。

当初、同様のネタを扱うブログにトラックバックを送ろうと思いましたが、皆さん暗黒の炎が燃えまくってるようでしたので、遠慮気味にしました・・・。

最後に、
このブログでも何度も述べているとおり、「飲酒運転はダメ」、「飲酒運転する奴は悪いに決まっている」、「何故、飲酒運転を止めないのか分からない」と思考停止の呪文を唱えずに、「何故飲酒運転をするのか?」、「何故飲酒運転を止められないのか?」という事を真剣に考える社会になって欲しいと強く望みます。
今のままでは、中世の魔女狩りと同様の異分子排除に他ならないと思うのです・・・。

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泥酔した運転手と道路上の酔っぱらい
酒気帯び運転で道路上の人をはね、重度の後遺障害を負わせたとして、運転者に3億を超える損害賠償の判決が出た。 ...続きを見る
えふぴーのひとりごと
2006/09/30 19:34

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ご高説拝見しました。このような事故を防ぐためには政府が車メーカーの尻をたたいてアルコールを検知したらエンジンのかからない仕組みの車を作るべきです。排気ガスのクリーンな車も結構ですが、事は緊急を要します。アルコール自動検知の車を作るよう行政指導すべきです。被害者はもちろん加害者をも救うためにも国民運動を展開すべきときであります。美しい日本は事故の少ない国でなければなりません。
八十近老人
2006/09/29 23:12
コメントありがとうございます。
確かに、厳罰化に頼るのみでは無く、多角的な対策は必要だと思います。
常習者へのアルコール依存症離脱プログラムへの強制参加や、運転免許の更新や免停講習時の適性検査など、他にも対策はいくらでもありそうです。
ひげメガネ
URL
2006/09/30 12:00
この受刑者は聞くところによると、これ以前にも3回自動車事故を起こしているようです。そういうものも加味した上での判決では。3億貰ったって遺族にしてみれば、
元の被害者の健康な体が事実上戻ってこないし、介護も必要だし、踏んだり蹴ったりでしょう。事故を起こす原因を、すなわち泥酔状態で運転した被告人側に重大な過失があるのが明白である以上、この判決は妥当でしょう。
飲酒運転のリスクを世間に知らしめる為にも。
ばんき
2013/01/06 19:30
>「見よ、この勝ち誇った遺族の顔・・。」
>「複雑な笑顔の影に明瞭に浮かび出た鬼の顔・・。」
>「3億も賠償されて遺族はウハウハだねー。」
>「相手が酒飲んでて本当にラッキー!」
>なんて不謹慎にも思ってしまいましたが、


ゲス野郎乙wwww
ゲス野郎乙
2016/12/17 17:22

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