ダメ主夫 ひげメガネの雑記帳

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zoom RSS うらやましい「妊婦の受け入れ拒否死」

<<   作成日時 : 2006/10/18 00:26   >>

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まずは、ニュースの要約です。
「奈良県大淀町の町立大淀病院で8月、分娩中に意識不明に陥った妊婦の高崎実香さん(32)が、県内外の18病院から満床などを理由に次々と受け入れを拒否され、約6時間後になって大阪府吹田市の国立循環器病センターまで搬送後、緊急手術で男児を出産、8日後に脳内出血で死亡。」
受け入れ拒否の病院数は18〜20と報道により違いがあります。

最近、「もう飽きた」と言いたい映像がまた流れました。
遺族の涙ながらの怒りの訴え。
病院の間違いを決して許さない、まさに怒りに任せた行動を印象的な部分だけを編集して放送。

今回は、赤ちゃんを抱っこしながらのインタビュー。泣き、叫び、そして赤ちゃんに話しかける、という最高の演出です。
2ヶ月前に亡くなった妻の事に対してあれだけ感情をあらわにさせた記者の腕前は素晴らしいと思います。

いい加減、それほど視聴率は取れなくなって来ているんじゃないだろうか?
演出が、以前にも増して過剰になって来ているような気がします。


まあ、それにしても亡くなった実香さんの夫がうらやましくてなりません。
・・・
「何をひどい事を言い出すんだ、このダメ主夫は!」
などと思われた方、まあお聞き下さい。

22年前になりましょうか、私は16歳の時に母を亡くしました。
死因は手術ミス。
なんてことない胆石摘出手術が原因で、手術から何週間後だったでしょうか意識を戻す事なく亡くなりました。

家族は皆医療ミスを認識していました。
でも、現在のように司法に訴えるという行動には出られませんでした。
当然、病院側はミスを認めた訳でも無く、示談金の類も貰っていません。

母も医療関係従事者であった事から、ミスをした病院に対する義理や遠慮もあったかも知れません。
そして、何よりも医療過誤訴訟というものが今ほど注目されていなかったという事が大きかったでしょう。

なんせ16歳という微妙な年齢の時です。
「親不孝 したい時分に 親は無し」

泣きませんでした。
思えば、このブログでも時折垣間見える、私の冷酷で無感情で非人間的な部分はその時に形成されたような気がします。

実香さんの夫のように感情をあらわに世の中に訴えられたらどれだけ精神が救われた事でしょう。
そんな彼や今の世の中がうらやましいです。

もっとも、マスコミに取り上げられる事無く私と同じ苦しみを味わっている人もいるものと思います。

あっ、今気がつきました。
そのテレビで叫びを伝えて貰える一部の人が、世の大多数の叫べない人たちの精神を開放する役目を担っているのかもしれない・・・

でも、20年前に比べて訴訟し易い状態になっている事は間違いありません。


同時に、そんな医療過誤訴訟の増加が受け入れ拒否の増加に繋がっているとも聞きます。
なんとも複雑なものです。


↓ご参考に
医療ミスで殺されないために
大病院はどこまで「あて」にできるか
医療安全の経済分析

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
 もっとこれからも増えるように…マスコミが暗躍する限り。あぁいうお涙ちょうだいの裏側には、現場の苦闘が伝えられず、がんばっている医師や病院を責める声。きっと、困るのは国民の皆さんではないかと思います。マスコミなんかに流されるなとは言わないけど、不幸な事故をどうやったら防げるか考えて欲しいものですね。
Shimaneko
URL
2006/10/18 03:01
コメントありがとうございます。
本当に偏った魔女狩り的報道が目立つようになりましたよねぇ。
NHKのニュースまでもが、最近は民放的で偏向気味で・・・(解説番組等でバランスを取ろうとしてるんだけど、視聴率低そうだし。)
今回のニュースでも、産婦人科医の減少を危惧する意見があちこちから聞こえて来ます。
反対側の視点をもっと伝えて欲しいですね。
ひげメガネ
URL
2006/10/18 09:58
「病院の傲慢だ!」

「それでも医者か!」

「『医は仁術』は死語になったのか」

「命より金儲けのほうが大事なのか」

「患者を受け入れられない病院は看板を返上しろ」

「殺人病院だ!」

「病院が妊婦を殺した!」

「ベッドが無い?そんなの理由になるのか!」

「ベッドが無ければ廊下に寝せればいいじゃない」

「熱意が欠如している!」

「救いたい!という気持ちが無い!」

「ドラマのような熱意のある医者はいないのか!」

そういう、今の医療の窮状に無理解な輩の暴言が、限界状況で頑張っている医師の心を折った事で、医師不足(具体的に言うと、勤務医不足)に拍車をかけているんですよね…。

こうして救急受け入れ問題は更に悪化する…と。
都筑てんが
URL
2009/01/07 16:41

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