ダメ主夫 ひげメガネの雑記帳

アクセスカウンタ

zoom RSS ノロウィルスの猛威。カキの消費回復はあるか?

<<   作成日時 : 2006/12/27 14:54   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

4年前に存在が明らかになったばかりの新顔の感染性胃腸炎の原因となるウィルス「ノロウィルス」が猛威をふるっています。
今年は大流行と言われていますが、ノロウィルスの検査体制が普及した事により正体が明らかになっただけで、増えたように見えるだけという声も聞かれます。
同時に「カキがノロウィルス感染の原因」などという風評被害で全国的にカキの生産・供給に大きな影響を与えています。
スーパーに行っても、完全に店頭から姿を消した店もあり、生食用カキの取扱いは皆無になっています。

往々にして、「消費者が欲していないから」という過剰反応を販売店が真に受けて店頭から商品を撤去した場合、消費が回復する見込みは過去の例からして皆無と言って良い状況です。

古くは、感染性大腸菌0−157の感染源の汚名を着せられた「かいわれ大根」。
0−157は牛の大腸に存在すると言われ、「かいわれ」の時は明らかに疑われるべきであったのに、国と生産団体の世論誘導によって難を逃れた「牛乳」は、その後の雪印集団食中毒事件によって評判は地に堕ち、スーパーの売り場面積を見る限り、消費が以前の水準に回復したとは思えません。

その他にも、「タイ米」、「アメリカ産リンゴ」、「中国産うなぎ」など同様の末路を辿った食品は後を絶ちません。
今でも、「狭山茶」と言えばダイオキシン。「韓国産キムチ」と言えば寄生虫。「ブラジル産鶏肉」といえば残留ホルモン剤なのです。
最近では、BSEの「アメリカ産牛肉」が代表格でしょうか?

一度、店頭から撤去されるほど評判を落とした食品が消費量を回復させた前例は無いのです。
しかも、カキは生活必需食品(?)では無いので尚更です。
これからは、「カキと言えばノロウィルス」。たいへん覚えやすい語呂です。

今回の流行によって伝わってくるノロウィルスによる「激しい腹痛、下痢と嘔吐」という症状は、いわゆる「カキにあたった」と言われる症状に酷似していて、両者を結びつけるのは非常に容易です。
今回のノロウィルスの感染源がカキで無い事が明白なのにも関わらず、カキが売れなくなる大きな原因がそこにあると思います。

しかも、「地上の人間や動物が感染する事によって増加したノロウィルスが海に流れ、カキが稀にウィルスを内部に取り込むことがある」なんて話をされたりしたら、今現在、人間界で爆発的に流行っているのだから、このウィルスが今後海に流れていって、これからの季節のカキはどんどん危険になるという考えに至ります。

さらに「ノロウィルスは数個でも感染する強感染性」、「乾燥したウィルスの入った吐しゃ物が空中に舞って感染」などという知識の流入により、たとえ加熱調理用カキといえども衛生管理に面倒な部分を感じて敬遠する事になるとも思えるのです。
生ガキが一切店頭に並ばず、加熱調理用カキのみが売られている上は、「カキにはノロウィルスが確実に入っている」と生産者は認めたと消費者には思われるのです。
「しっかり加熱調理して鍋やカキフライとして食べれば安全」などと宣伝される事により、より生食が危ないという認識が生まれてしまいます。

出荷調整が決まった日のニュースで、カキ養殖業の人が「(出荷できなければ)これ以上育てる訳にも行かないので、捨てるしかない」と言っていた事が印象に残っています。

素人考えでは、「もっと大きく育てて、ほとぼりが覚めた頃に『大粒カキ』などとして売れば良いのに」などと思いました。
天然の岩牡蠣などには「○年物」などと言って大きいものもあるので、寿命によるものでは無いでしょう。
あくまで素人の推定ですが、来年、再来年と計画的に生産して出荷を続けて行くためには、養殖筏を強制的に空けて、新たな種を仕込んでいかなければならないためだと思います。
来年、再来年と今まで通りの出荷量が確保できるという、上で述べたような不可避な消費低下を全く考えていない楽観的な予想によるものだと思います。

卸売り価格も下落しているといいます。
いち消費者として、今回の騒ぎによって、てっきりカキの価格は庶民の手が届くくらいに下がっているものだと思って、土手鍋にでもしようと思ってスーパーに行くと、値段が安くないばかりか、販売量が如実に減っていて、結局土手鍋パーティーの夢は打ち砕かれました。

これを機に、「普段の食卓の仲間入りをするくらい安くなればなー」と正直思います。

カキ養殖業の方々は、これからしばし「冬の時代」が来るものと思われます。
実際問題、消費低下が長引く事によって、廃業する同業者がある程度出て需給バランスが落ち着くまでは、大変な状態が続くかもしれません。

以前、カキの名産地、宮島の土産で貰った「カキの塩辛」がとてもおいしくて、我が家の食卓には欠かせないものになっています。
新たなカキ加工品の開発によって活路を見出すのも、ひとつの選択だと思います。

本日も広島市で「カキを食べようフェアー」的なものをやっていましたが、タイミングが早すぎます。より一層印象は悪いものになってしまうタイミングだと思います。
「安全」をあまりに強調しすぎると、エレベーターのシンドラー社や耐震偽装事件での大手ゼネコンなどと印象がダブって、印象はより悪いものになってしまうと思うのです。

私は、今までも、今後も、カキが思いっきり食べたくなったら冬の宮島旅行でもして満足させるという事に変わりはないことでしょう。
「焼き牡蠣の林」で焼き牡蠣と生牡蠣食って、ビール飲んで、お好み焼き屋で牡蠣入りお好み焼き食って、ビール飲んで、宿泊先でも牡蠣料理三昧で、ビール飲んで・・・
あー、無性に宮島行きたくなってきたー!
人ごみ恐怖症の私としては、カキ祭りの期間中、例年にくらべて空いていたら良いなーなどと不謹慎ながら思うのでした。


※注意とお詫び
私、悲観主義者につき、この文章は最悪の想定に基づいた一個人の推測に過ぎません。
不安な思いをされた関係者の方々にはお詫びいたします。


↓参考リンク
【2007 宮島かき祭り】


ぷりぷりの広島産牡蠣海から揚げた翌日にお届けします。殻付10個お試し価格 牡蠣ナイフ付

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
[風評被害.] ノロウイルス
ノロウイルスなどを原因とする感染性胃腸炎が日本各地でまん延している問題で、厚生労働省は15日までに青森、沖縄を除く45都道府県に「警報」を発令した。 ...続きを見る
酔語酔吟 夢がたり
2006/12/27 15:53

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
ノロウィルスの猛威。カキの消費回復はあるか? ダメ主夫 ひげメガネの雑記帳/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる