ダメ主夫 ひげメガネの雑記帳

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zoom RSS メタボ健診を受けてみた。

<<   作成日時 : 2008/03/13 11:34   >>

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なんだか、ふと気が付いたら来月(2008年4月)からメタボ健診なるものが義務付けられるそうで、巷ではメタボ対策商戦が一気に花盛りになりつつあります。

そんな時代の流れを先取りした訳ではありませんが、私は昨年10月に人間ドックのついでにメタボ健診を受けてみました。

私の腹囲は93センチ。「大きいサイズコーナー」目前サイズ。
男性85センチ以上というメタボの基準を楽々超えています。

自己負担費用は2400円だったかな・・?
一般の人間ドック一式と合わせて自己負担額はちょうど1万円。

検査は、腹囲を計測して胸部CT検査のついでに、おヘソの周りを一周ぐるっとCTで撮るというもの。

診断は、内臓脂肪と皮下脂肪に色分けされたプリントアウトを見せられて説明。
「○○さんは、皮下脂肪型で内臓脂肪が少ないので、いわゆるメタボリックシンドロームの心配はありません。」
という結果・・・。
身体の内側の内臓脂肪の部分は少なく、外側をダブンと囲む皮下脂肪が随分多いです。

言われてみれば、確かに私のお腹は皮下脂肪が多く、手でムンズと鷲づかみに出来るようなお腹です。


そこで、ちょっと待てよっ!と・・・

30年以上前には、お腹の皮下脂肪をつかんで百科事典の厚さを超えたら要注意などと言われていたのはなんだったんだ・・!?(『サザエさん』で見た記憶が・・・)
腹囲が85センチを軽々超えてるからメタボだと思ったのに、大丈夫ってどういう事だ!?あー?

ウエスト85以上はメタボなんじゃ無かったのか???

騙された・・・。
『皮下脂肪型の人はメタボじゃ無い』という情報をもっと流してよ〜。

大枚2,400円も支払ったのに大損じゃ〜っ!

おっかなびっくりドキドキしながら受けたせいで、何より精神的な支出が大きかった〜(???)。


・・・・

さて、なんでここに来ていきなりメタボ健診義務化などと言う無茶な事になったんでしょうか。
以下、いつも通りの邪推と妄想を膨らませます。

まず、メタボリックシンドロームって言葉を解析。
日本語では代謝症候群または内臓脂肪症候群と呼ばれます。
英語では"metabolic syndrome"。
"metabolic"を英和辞書で調べると『物質交代の, 代謝の、変態する』という意味です。
あえて無理矢理長ったらしく表現すると『心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患の危険性を高める複合型リスク症候群』だそうです。
以前よりシンドロームX、死の四重奏、インスリン抵抗性症候群、マルチプルリスクファクター症候群、内臓脂肪症候群などと呼称されてきた病態を統合整理した概念。
 参考【メタボリックシンドローム Wikipedia】

もう、調べれば調べるほど難しくなってきます。
全ての国民に理解されるように無茶苦茶にレベルを下げた表現、『ウエストが太い人はメタボ』という単純な説明だけが一人歩きを始めています。

診断基準は、
1.ウエスト周囲径が、男性 85cm以上、女性 90cm以上(内臓脂肪面積100平方cm以上)
2.トリグリセリド(中性脂肪)値150mg/dL以上、HDLコレステロール値40mg/dL未満のいずれか、又は両方。
3.最高血圧130mmHg以上、最低血圧85mmHg以上、のいずれか、又は両方。
4.空腹時血糖値110mg/dL以上。

 に加えてのうち2項目以上に該当するものがメタボリックシンドローム。
だそうです。

私の場合は先天性持病のため血圧が高く、中性脂肪値も高いため、CTスキャナーによる診断無しでは完璧にメタボと診断されます。
診断基準に照らし合わせれば、上述の私の場合のようにウエストは基準値を軽々超えているのに、内臓脂肪の面積が基準に満たないために、まるでメタボに当てはまらないという事も多大に有り得ます。
上の診断基準によれば、ウエストサイズなんか全く関係無いとも言えます。
ウエスト以外の診断基準に示されている、並みの健康診断で結果が出るような数値が当てはまらなければあえてメタボ健診を受ける必要など全く無いとも言えそうです。
逆に痩せていても通常の健康診断での数値が悪ければ『隠れメタボ』なんて事になりそうですが・・・。

さて、メタボ健診について・・、
2008年4月から始まる特定健診制度(糖尿病等の生活習慣病に関する健康診査)では、メタボリックシンドロームの概念を応用して糖尿病対策を行う事を目指し、40歳から74歳までの中高年保険加入者を対象に健康保険者に特定健診の実施を義務化すると共に、メタボリックシンドローム該当者、または予備軍と判定されたものに対して特定保健指導を行うことを義務づける。5年後に成果を判定し、結果が不良な健康保険者には財政的なペナルティを課す事によって実行を促す。厚労省は、中年男性では二分の一の発生率を見込むなど、約2000万人がメタボリックシンドロームと予備軍に該当すると考えており、これを平成24年度末までに10%減、平成27年度末までに25%減とする数値目標を立てている。これにより医療費2兆円を削減する。「医療制度改革大綱(平成17年12月1日 政府・与党医療改革協議会)の数値目標をなぞったもの。
 参考【メタボリックシンドローム Wikipedia】


あれあれあれ???
糖尿病対策って、初耳だぞ。
メタボって、『心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患の危険性を高める』んじゃ無かったの?

しかも、結果が不良な健康保険者には財政的ペナルティって・・!?
要するにデブというだけで保険料を値上げするって事か?
デブで不健康な人と75歳以上の老人だけから余分に保険料を取って、その他の各種不健康な人は負担が増えないというのは紛れも無い不平等。

このメタボ健診の義務化は"高齢者の医療の確保に関する法律"という法律で定められています。
乱暴に言えば、「高齢者の医療費を中年デブに負担させる。」という法律と見て取ることが出来ます。
悪法でしょう。こんなもん・・・。

なんか、何十年も前のお粗末な近未来SF小説に出てきそうな法律です。
そして、大抵そんな下手な法律のある国は、国民の蜂起によって滅ぶという・・・。

続いて、特定保健指導というもの。
保健指導は、リスクの程度に応じて、「動機付け支援」と「積極的支援」の2つ。
「動機付け支援」は、個別もしくはグループでの原則1回の支援。
個別なら最低20分以上の支援、グループなら最低80分以上の支援。
「積極的支援」は、「動機付け支援」と同様の初回支援の後、継続的に3か月以上の支援を行うそうです。
医師、保健師、管理栄養士が、対象者個々人の生活習慣を振り返り、減量や運動などの個別の行動目標を設定し、行動目標を達成するために、就寝前の食事摂取を控え階段の利用を増やすなど、対象者が取り組むことができる範囲で必要となる行動計画を作成し、その目標達成に向けたサポートを行う。そうです。

最大3ヶ月の支援で効果が出ない場合や、効果が上がってもまた元通りなんて人はいったいどうなるのでしょうか?
ダイエットブームを振り返ると、リバウンドを繰り返すなどの失敗事例はいくらでもあります。
しかも、繰り返すほど状況は深刻になって行くという・・・。
私の個人的な実感からすると、8割以上の人が元の木阿弥になるような気がします・・。
本人がどんなに努力しようとも、長年の個人的・社会的慣習というものは3ヶ月程度では中々あらたまないものでしょうに。
世間では『メタボ=不健康=悪』という図式がすっかり定着し、そのうち「メタボ差別はやめよう。」とか「もっとメタボの人に気をつかいましょう。」とか「特保指導に失敗した人を暖かい目で見守りましょう。」などという、逆に差別を植えつけて助長させるような事態に至るかもしれません。
もし鬱病的気質の人などがそんな状況に追い込まれた場合、自殺に至る可能性も高まる気がしてなりませぬ。


【政管健保、08年度1700億円の赤字に・社保庁が発表】20080312NIKKEI
メタボリック(内臓脂肪)症候群を予防する特定健診・特定保健指導の開始で約700億円の費用がかかる・・・。

余分な費用は、さしあたって2008年だけ大企業の健康保険組合などに肩代わりさせる魂胆らしいですが、将来的に我々が月々支払っている健康保険料の負担が増えることは間違いありません。


日本では空前のダイエットブームにも関わらず、ダイエット関連の市場規模は本家アメリカの10分の1程度の3千億円程度の市場だそうです。
まあ、アメリカに比べれば、深刻なレベルに太った人もはるかに少ないし、そもそも日本人は欧米人に比べれば全然太れない体質だし・・。

ところが、このメタボ市場。予測されている市場規模はなんと7兆5千億円!!!
 参考【「メタボリックシンドローム関連市場は7.5兆円規模」 -- 矢野経済研】20070509NIKKEI
 内訳は食品、栄養、運動などの予防分野で7330億円、健康診断、健康管理機器などの診断分野が3265億円。糖尿病や循環器系疾患などの改善/治療分野が6兆4771億円。


ダイエット市場の25倍!

医療関連の市場規模を差し引いた「食品、栄養、運動などの予防分野」だけでも7330億円!
ダイエット市場を軽々と2倍以上上回ります。

過激なダイエットの悪影響なども取り沙汰されるようになって、ダイエット市場も今後縮小に向かう事でしょうから、今までダイエット関連で商売をしていたスキンヘッドイーグル業者にはまさに「渡りに舟」といった状況でしょう。

特定健診・特定保健指導の開始で700億円、改善/治療で6兆5千億円も医療費が増加!
そりゃ最近儲けが少なくて成り手が減ってるなんて言われる医療従事者も潤う!
あれ?メタボ対策って将来の生活習慣病の予備軍を減らして医療費を2兆円縮小させるためなんじゃ無かったの?
なにか矛盾を感じます・・・。
やっぱり下手な悪法という事で間違い無い!。

テレビでやたらメタボ対策グッズが紹介されまくる理由が垣間見えてきます。

しかも、メタボリックシンドロームというものは男女に共通した症状とされるのに、テレビなどで対象とされるのは中年太りのオヤジばかり・・。

お金をより持っているから、より大きなお金をせしめられるということか・・!?

だいたい身長も体質も形質も様々な日本人に対して一律に男85センチ以上、女90センチ以上という基準を当てはめるのは、とてつもなくいかがわしい気配がします。
世界的な基準に対しても日本の基準は違っているなんて言われているとも言います。

現在の日本の基準は、日本国内の8学会(日本肥満学会、日本動脈硬化学会、日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本循環器学会、日本腎臓病学会、日本血栓止血学会、日本内科学会)の委員で構成されたメタボリックシンドローム診断基準検討委員会(会頭:松澤佑次)が2005年4月に発表したものだそうです。

 国際糖尿病連合が定めた国際的基準では、
 アメリカでは、男性102センチ以上、女性88センチ以上。
 ヨーロッパは、男性94センチ以上、女性80センチ以上。
 中国・南アジア・日本は男性90センチ、女性80センチ以上

男女の数値が逆転しているのは日本国内向けの独自基準だけ・・・。
女性は長年に渡る美容・ダイエットブームで市場が飽和しているので、未開拓の中年男性で市場を形成しようという思惑しか感じられませぬ。

ダイエット商品や化粧品と同様に不安感を煽って消費させる事が奴らの狙いなのです。
そういった「えげつない商法」に免疫が薄い中高年の男性を毒牙にかけることは決して許されません。
世のお父さんたちが、家族に「パパが倒れたら私たちいったいどうなっちゃうのよ」などと脅迫的な台詞を吐かれて仕方なくメタボ対策をするという絵がありありと浮かびます。

ハゲに続いてデブという、コンプレックスを上手に利用した巨大な商売になりそうです・・・。

はっ!
ハゲ、デブと来たら、次はメガネか・・・(笑)!?

とにかく、私のようにウエストが93センチもあっても、メタボじゃ無いという場合も十分有り得ます。
早とちりして、メタボ対策グッズに走る前に健診を受けてシロクロはっきりさせましょう。
いや、健診を受けたら余計な健康保険料負担のもとになるので、健診は拒否しましょう。
まずは、腹の肉をつまんで自己判断する事を強くお勧めします。

「あらゆる国際的基準に照らし合わせてもメタボリックシンドロームと判断されないにも関わらず、会社に強制的にメタボ健診を受けさせられ、ウエストが85センチを超えているという一要素だけで生活指導を行われ、日常生活の自由を侵害された事は憲法違反だとして提訴。」
「メタボ健診拒否で解雇」
「メタボ指導失敗で自殺者相次ぐ」
なんてニュースがお茶の間を賑わるような事態にならない事を切に願います・・。

当ブログでは、「メタボ健診義務化とは国民の健康を考え医療費を減らすための施策などでは決して無く、景気を浮揚させ税収を上げさせるためだけの稚拙な法律である。」と邪推します。

18日放送のテレビタックルでは、「(メタボ健診の法制化は)天下り先の確保だけのため」と断言していました。

(以上の文章は、個人の被害妄想と邪推に基づかれて書かれた「個人の感想」です。)

※「メタボ健診」と「メタボ検診」、どっちが表記として正しいのだろう・・・?
 ニュース等では「健診」が多く、医療関係者は「検診」を多く使うようです・・・。

追記:3/19
公開から5日目の昨日3月18日午後3時を最後にヤフージャパンでこのページの検索が出来なくなりました事を持ちまして、一般的な検索で当記事に辿り着く事は不可能になりました。
何らかの下手な表現が不適切と見なされた事が原因となったという可能性が非常に高いと思われますが、ワタクシと致しましては検索上位に真実を言い当てているページが載るのは何らかの巨大な勢力にとって不都合だったためだと妄想しておきたいと思います。


↓ご参考に↓
メタボより怖い「メチャド」ってな〜に? ―メチャ・ド・リスク―
メタボで何が悪い! ―男のための「ぐうたら」健康術―
メタボの罠 ―「病人」にされる健康な人々―
メタボの暴走 ―「強制」健診のあとに地獄のクスリ漬け―
〈ちょいメタ〉のほうが長生き?
メタボ対策のからくり ―特定健診・特定保健指導を徹底分析―

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メタボ健診
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