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zoom RSS なんで白熱電球廃止?可能?効果は?

<<   作成日時 : 2008/04/10 13:06   >>

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今月の4月4日に第一報が伝えられて、7日に正式に方針が明らかにされた『白熱電球廃止』という無茶な要請。

白熱電球の生産中止要請へ=経産省
 経済産業省の北畑隆生事務次官は7日の記者会見で、省エネに優れた電球型蛍光灯の普及拡大を目指すため、白熱電球の生産を2012年までに原則中止するよう電気器具メーカーに要請する方針を明らかにした。同次官は電球型蛍光灯について「白熱電球に比べ価格は高いが、電力消費量は5分の1、寿命は6倍だ」とし、温室効果ガスの排出削減にもつながると強調した。
2008/04/07-15:47 時事通信社


★まず、いったい何のためなのか?

2012年と言えば、京都議定書に定められた温室効果ガス削減の達成目標年です。
今年7月に行われる洞爺湖サミットで示す日本の心意気を見せるためのポーズでしょうか?

でも、
『温室効果ガスの排出削減にもつながる』
という表現なのでどう考えても地球温暖化対策まずありきでは無い模様です。

だいいち地球温暖化対策だったら、環境省が音頭をとるはずが、今回は経済産業省です。

経済産業省って言ったら、字面のとおり「経済と産業」を司る省です。
民間の経済活力の向上及び対外経済関係の円滑な発展を中心とする経済及び産業の発展、並びに鉱物資源及びエネルギーの安定的かつ効率的な供給の確保を図ることを任務とする。
ウィキペディアより


今後のエネルギー、とりわけ電力の不足を見越しての方策といった色合いが濃いように思われます。
原油価格は天井知らずの高騰を続け、化石燃料は枯渇が迫り、地球温暖化の元凶として疫病神扱い・・。
原子力発電は常に住民の反対激しく、しかも廃棄物の最終処分場がいつまでたっても作られる目処がたたない。
もはや運転再開できずに廃炉にするしか無い柏崎刈羽原発の地震被害による運転停止の影響が何より大きいように思われます。

今後、逼迫する電力不足への対策をメインに、ついでに電器メーカーが潤えば万々歳。
そういえば地球温暖化問題なんていう、「渡りに舟」も都合よく転がってる。利用しちゃえ!

といった思惑だと推定します。


★さて、実際白熱電球を電球型蛍光灯に替えた場合、どれぐらい得なのか?

 参考→【白熱電球製造中止へ 政府、蛍光灯へ切り替え促す】イザ!

 大手家電メーカーの試算では、白熱電球の消費電力は電球形蛍光灯の約5倍で、1万時間使った電気代は1個当たり9600円高い。

 全世帯が電球形蛍光灯に切り替えた場合のガス削減効果は、家庭からの排出量の1・3%に当たる約200万トンとみている。

 2006年の白熱電球の販売個数が約1億3500万個に対し、電球形蛍光灯は約2400万個。


ニュースの文面を見る限りでは、かなりお得な気がします。

★このブログでも独自に計算してみます。

白熱電球の価格は100円、電球形蛍光灯の価格は10倍の1000円として計算。

白熱電球の寿命はおよそ「1000時間」
電球形蛍光灯の寿命はおよそ「6000 時間」

電気代=W数/1000×点灯時間×23円

 参考→【白熱電球と蛍光灯の電気代比較について】


100Wの白熱電球と同等の明るさの20Wの電球形蛍光灯を6000時間使用した場合のコストを考えると、

100W電球では、電球6個の代金600円に加えて電気代が13,800円で
合計14,400円。
20W蛍光灯では、本体1,000円プラス電気代が2,760円で
合計3,760円。

約3.8分の1。

完全に電球型蛍光灯の圧勝です。

冷静に考えたら6000時間って凄い時間・・・。
白熱灯を使う典型的な部屋としてトイレが挙げられますが、我が家だと1日に合計30分も付けるだろうか・・?
1日に30分だとすれば、
6,000÷0.5=12,000日
12000÷365=32年と320日

現在、築30年近い我が家がもう存在しないであろう未来まで電球形蛍光灯の場合、使い続ける事が可能です。
果たして、その蛍光灯の寿命を10年も残して家を建て替えたとした場合、それまで20年以上使い続けた電球形蛍光灯を引き続き使うでしょうか?
おそらく捨てて新しいものを買う事でしょう。

1日8時間使ったとしても2年以上の寿命があるという事になります。

各電機メーカーは例年、年末大掃除の季節になると「電球を取り替えましょう」の大合唱になりますが、とてつもなく無駄でもったいない事だというのが分かります。


★だったら、1日に30分しか使用しない便所の蛍光灯を1年に1回替えた場合はどれ位得なのかという事も調べてみる必要があります。

60W電球と15W蛍光灯で1日に30分、1年間使った場合(年間183時間)を比較してみます。
電球…100+252.54=352.54円
蛍光灯…1000+63.135=1063.135円

なんと!蛍光灯の方が3倍以上コストが高いという計算結果が出ました!

現在、どんなに安い蛍光灯ボールを探しても400円位が底値です。
どんなに安い電球型蛍光灯を使っても電球の勝ちです。

毎年取り替える場合は1日あたり1時間半以上使わないと無駄になるという事です。

いや、単に寿命まで大切に使えば良いだけの話なんだけどね・・・。
でも、世の中にはコマーシャルに乗せられて新しいものを次々と買い換えるという人種は確実に存在する訳で・・・。

電器屋、電機メーカー各社としても大変です。
1個で30年も寿命があるとなると、売れ行きは激減します。
しかも2012年までに白熱灯全廃なんて言われたら、買い替えは1〜2年間程度の極短い期間に集中します。
全く、電球型蛍光灯が売れない暗黒の時期がやってきます。
これでは、ほとんど寿命が永久で消費電力もアンビリーバボーな程少ないと言われるLED(発光ダイオード)を使用した照明機器をありとあらゆる圧力をかけて何が何でも世の中に出させないようにしている大手電機メーカーの多大な労苦が報われません。
どうせ蛍光灯並みか、それ以下の寿命と言われる有機EL照明を次世代照明として開発して行くのが見え見え・・。

★さて、我が家の場合。
昨年行ったリフォームで、新たに設置した照明器具はほとんど蛍光灯または電球型蛍光灯に置き換わりました。

そんな中、依然白熱電球を使っている箇所も少々あります。
玄関灯、トイレ×2、洗面台の照明、風呂場、30年来存在する応接間のシャンデリア、各種間接照明、スタンドライトなどなど・・・。

数えてみたら、軽く20個以上の白熱電球が活躍しています。
トイレや風呂場は即座に点灯して欲しい事と付けてすぐ消す使い方が多いため、何が何でも白熱電球にしました。
点灯管を使う蛍光灯の場合、頻繁な付け消しは電器消費量がかえって多くなると聞いた事があるからです。
最近はインバーター式のものも増えていますが、リフォーム前の家で20年以上使用していたインバーター式蛍光灯が全て故障した経験を踏まえて、もうインバーター式は要りません。

旧来の白熱電球用のソケットに電球型蛍光灯を接続した場合、点けてから明るくなるまでジンワリと時間がかかります。
やはり、即座に明るくなって欲しいトイレや洗面台、風呂場などには使いたくありません。
ほんの1年前にリフォームしたばかりの新品同様の風呂やトイレなので尚更です。

洗面台などは古いものをそのまま使っているので、照明カバーの形状から少々白熱電球より大きい電球型蛍光灯を付ける事が出来ません。
シャンデリアや間接照明類も同様の理由で、蛍光灯に替えるためには本体の廃棄と付け替え工事が必要になるでしょう。

この、「もったいない」が叫ばれ、大量廃棄型社会が問われる昨今、時代に逆行するかのような愚かな施策に見えてきます。

その他、ソケットが小さいために蛍光灯化不可能なものなどなど・・。

今時のそこそこ最新の住宅だと思っていた我が家を見ても、このような有様です。
4年後に店頭から消えたらパニックになるでしょう。

ロウソクや灯油ランプなどを使用して火事になる家も増えるのでは無いでしょうか?

最終的に白熱電球から蛍光灯に切り替わる事は必要だと思いますが、実情を考えたら出来っこありません。

どうせ2012年までに終了なんてできっこない地上波アナログ放送の終了と同様で、一部の関心とお金を持った人達だけに買い替えを行わせる事によって低迷した景気をちょこっとだけ浮揚させるためのつまらない方策だと、当ブログは結論付けいたします。

地上波アナログ放送と同様で早急な廃止はどう考えても不可能です。
今後、住宅やオフィスビルが建て替わりきる50年〜70年先までは焦らなくて良いでしょう。


注:以上の文章は、私の勝手な妄想です。いかなる損害も関知いたしません。


↓ご参考に↓
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NHK「日本の、これから」のディレクターの清水真人です。ブログを拝見しました。私共では、6月の放送で地球温暖化について市民の皆さんが一堂に介する討論番組を企画しています。それに先立ちまして、温暖化に関するアンケートを実施します。番組HPからどなたでも参加できます。http://www.nhk.or.jp/korekara/
是非、忌憚のないご意見をお寄せ下さい。また、お知り合いにも広めて頂けると助かります。アンケートにお答えの際には、「清水宛」と一筆加えてください。よろしくお願い致します。

NHK 清水
2008/04/14 17:34
おもしろかった!
Hi
2008/05/24 15:42

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