去る5月25日と26日に放送していたNHKスペシャル「北極大変動」について感想など適当に・・・NHKスペシャル【北極大変動「第1集 氷が消え悲劇が始まった」】 グリーンランドの氷河の表面に無数に流れる小川、ムーラン(風車)と呼ばれる岩盤に達するといわれる深さの穴に吸い込まれていく。 氷河の最下層に解けた水が入り込む事によって氷河全体の浮力を増し、摩擦力を減少させ氷河の海への流れを加速させる。 スバルバル諸島スピッツベルゲン島では、氷原の減少でホッキョクグマが密集し、ぐちゃぐちゃに解けかけた氷の上ではエサとなるワモンアザラシが繁殖できず、ホッキョクグマの親子に過酷な運命をもたらしている。 氷が解けて黒々した海面は、今まで以上に太陽の熱を吸収する事になり解氷は加速する。 氷が解けた海面から水蒸気が蒸発する事によって低気圧が発生し、氷原上の高気圧から吹き込む風により海氷はより一層低緯度に流され解氷は加速する。 海面が暖まることによって北極での海水の沈み込みは減少し、海水に取り込まれて海中深く溶け込む二酸化炭素は減少する。 氷が解けた土壌では微生物が活動する事によって二酸化炭素をより発生させる。 途中、なんだか研究者が出てきて、「ポイントオブノーリターン(もう地球温暖化対策を行っても遅い時点)は越えてる」なんて、さらっと言ってのけます。 途中、GPS発信機を付けられたホッキョクグマの信号が1点で動かなくなる映像は非常にいらぬ想像力をかきたてるものでした。 かつてのNHKスペシャル(「地球大紀行」だったかなぁ・・?)では、北極海の氷が解けて海水の沈み込みが減少することによって海流がストップし、温かい海水の流入の無くなった極地は再び凍結して、やがて全球凍結(スノーボールアース)に至るなんて話をしていた事がありましたが、そんな説はどこへやら・・・。 地球温暖化の影響が如実に現れているかのように見える北極をクローズアップさせて、二酸化炭素が諸悪の根源だという前提で、なんて人類は罪深いんだと思わされます。 そして、翌日に放送された第2夜。 NHKスペシャル【北極大変動「第2集 氷の海に眠る巨大資源」】 エネルギーを使えば温暖化で氷が解け、氷が解けるとエネルギー源がますます手に入りやすくなる。 北極圏には地球の未開発の原油、天然ガスの4分の1が眠るといわれる。 ノルウェー最北部の町ハンメルフェスト。 沖合いに135キロメートル離れたスノービットガス田。海氷の影響を受けないように水深300メートルの海底にサブシーと呼ばれる海底生産装置を設置し、海底パイプラインで地上へ。 技術的には水深3千メートルを越えても可能。 街と海底トンネルで繋がる、かつて無人島だった島には天然ガス液化プラント。 厳寒に耐えるために建設費用は当初の予算を大きく上回ったものの、1バレル60ドルとしても僅か4年で採算はとれる。 西部開拓時代のように活況を呈する町。まさにゴールドラッシュ。 開発会社は海底掘削技術の無料専門学校を設立。 このハンメルフェストで生産された液化天然ガスは既に2008年03月日本に輸入されている(東京ガス)。 極地での資源調査に使われている過酷な環境に耐える掘削プラントは日本製。 乗組員は常にニューフロンティアを追い求め続けるスタートレック気分・・・。 ロシアのガスプロムが開発するシュトックマンガス田。 推定埋蔵量は日本の消費量45年分にあたる3兆8千億立方メートル。 観測史上最低の面積を記録した北極海の氷・・・。開発には有利な状況。 ノバヤゼムリヤ島から流れ出る氷山が障害。 衛星による氷山監視システム。 ロープで引っ張って氷山の方向を変えるテストを繰り返し行う。 大陸棚での開発を加速させるロシア。 公海である北極海に伸びるロモノーソフ海嶺がロシアの大陸棚と繋がっている事が証明され国連が認めれば、ロシアは今まで沿岸から200海里だった開発権を350海里に延長でき、北極点を含む新たに120万平方メートルの開発権を得る。 海嶺と大陸棚の岩石組成が等しいと主張するロシアの学者。 北極点の海底に国旗を設置し万歳を叫ぶロシア。 カナダやデンマークは激しく反発。 ロシアが韓国のサムスン重工業に依頼した砕氷タンカー。 従来の重量で氷を割る砕氷船と違い厚い氷を切り裂く強固で鋭い船首形状。 厚さ1.7メートルの海氷を割りながら航行する事が可能。 前進後進自由自在の特殊なスクリュー。 従来のタンカーの価格3倍。2011年までにこの造船所だけで23隻の受注。 北極での資源開発を加速させる地球温暖化。 負の連鎖。 エネルギー需要は2030年までに55%増加。8割は化石燃料。 二酸化炭素排出量は57%増加。 温暖化対策との両立を模索。 掘り出された天然ガスに含まれる10%の二酸化炭素を分離。 アミンという化学物質を通すことにより二酸化炭素のみ取り出せる。 再びパイプラインで地下のやわらかい砂の層へ。 砂の層の上にはキャップロックと呼ばれる岩盤の層があり、もれないと言われている。 IPCCも認める有効な温暖化対策。 これ以上掘れない状態の油田に二酸化炭素封入技術を応用するとさらなる増産が可能に。 温暖化は進む一方、大気中の二酸化炭素は増える一方。 最新の掘削リグの名前はホッキョクグマの王国の島スピッツベルゲンの名をいただく。 そのスピッツベルゲン島では、周辺から氷は消え、開発の絶好の条件は整い、僅かな氷の上には餓死したホッキョクグマ。 化石燃料に依存し続ける人類。 地球温暖化さえも欲望のために利用する人類。 さすがNHKらしい重くて深刻な視点。 胸にずっしりと応えたと同時に、エコエコで閉塞した胸のつかえが取れたような感じもします。 最後の一言はよくぞ言ってくれました。 もう何をやっても無駄だと良く分かりました。 国民ひとりひとりが温暖化対策名目でエコを行ったところで、現れる効果は自責の念くらいでしょう。 もはや一般庶民の個人の力ではどうにもなりません。 このままエネルギー使い放題のまま享楽的に滅びの時を迎える以外あり得ないでしょう。 (温暖化対策の名目では)もう無駄なゴミ分別は行いません。 (温暖化対策の名目では)もう無駄なエコバッグは使いません。 (温暖化対策の名目では)もう無意味なエアコンの温度調節はしません。 クルマの免許も子育てに必要なので取ろうかと考え始めようとしますか。 国家レベルですき放題やってる上は、個人としても好き勝手させて頂きます。 温暖化、温暖化って盛んに言われてるけど、北極海の氷の消滅によって海水の沈み込みが無くなり、海洋大循環は止まり極地は猛烈な勢いで再凍結しはじめて、氷河期に突入しちゃうなんて昔言われてたような説はどこに行っちゃったんだろう?? 今言われている温暖化は100年で数度の温度変化だけど、寒冷化は十数年でそんな温度変化が自然状態でかつて起こったって言うのを聞いた事があるけど、本当に大丈夫かなぁ? そして放送当日のニュース。 【地球をどうしますか 環境2008】北極海で進む“新冷戦”MSN産経ニュース2008.5.26 北極海の氷の厚さは原子力潜水艦によって精密に観測されていたそうな。 最新の予測では北極海の氷は2013年の夏には完全に消えるそうで・・・。 アメリカは今後北極海の警備体制を強化・・・。 北極海の利権争い 沿岸5カ国が「国際法に基づく解決目指す」MSN産経ニュース2008.5.29 とりあえず、なんとなく軟着陸した模様ですが、今後どうなる事やら・・・。 2008年6月6日深夜(6月7日)0時10分より一挙再放送! 興味のある人で見逃した人は録画したりして見てね! ↓ご参考に↓ 氷海工学 温暖化と生物多様性 地球の歌 氷の海とアザラシのランプ 気候パニック 消える氷河 南極・北極大百科図鑑 南極・北極の百科事典 |
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NKHスペシャル北極大変動を見て
NHKスペシャルの北極大変動をこの間見た。以前の日記で北極海の開発について書いたが、現実はもっと先に進んでいたようだ。このままでは北極海の氷が無くなりホッキョクグマは動物園でしか見れなくなるかもしれない。 ...続きを見る |
札幌生活 2008/05/30 16:42 |
今日の論点!ブログ意見集: 温暖化影響総合予測の深刻度 by Good↑or Bad↓
「温暖化影響総合予測の深刻度」に関するブロガーの意見で、みんなの参考になりそうなブログ記事を集めています。自薦による投稿も受け付けているので、オリジナルな意見のブログ記事があったら、どしどし投稿してください。 ...続きを見る |
今日の論点!by 毎日jp & Blog... 2008/05/30 19:04 |
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