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zoom RSS 【秋葉原無差別殺傷】ワイドショーに蝕まれていく・・・

<<   作成日時 : 2008/06/11 11:43   >>

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この前の日曜日に秋葉原の歩行者天国で起きた凄惨な通り魔事件。
連日ワイドショーで大騒ぎ。
犯行の動機。
犯行の手口。
容疑者の事細かな心の動き。
加害者と被害者それぞれの人生物語。
どう考えても、テレビが本来伝えるべき範疇を逸脱しての興味本位の報道合戦。

また触発されて第二の秋葉原事件が起きるんじゃ無いかと危惧してしまいます。
硫化水素による自殺事件は、ワイドショーやニュースなど各種マスコミであれ程大きく取り上げられなかったら全国にあんなに大きく広まらなかった事は明らかです。

そんなワイドショーの悪影響。
今回の秋葉原事件の犯人、加藤智大容疑者の場合はもっとひどいようです・・・。

容疑者の母親は、容疑者が高校時代に、
『酒鬼薔薇聖斗』と同じ年なんだよ。怖いんだ」と親しい知人に漏らしている。
 【「酒鬼薔薇と同じ年、怖い」母は加藤容疑者におびえていた…秋葉原通り魔事件 (スポーツ報知)】より

酒鬼薔薇事件(【神戸連続児童殺傷事件】)と言えば、容疑者は当時14才。
母親が当時同じく14歳の少年であった加藤智大容疑者に直接その思いを伝えたかどうかといえば疑問ですが、そういった微妙な気持ちを持って接していた空気は思春期の少年にどれだけの影響を与えた事でしょう。

その2年前に放映され、一世を風靡したアニメ作品『新世紀エヴァンゲリオン』で重要な役割を果たした主人公たち少年少女も14歳。
17歳の時には、また同年齢の少年が西鉄バスジャック事件を起こしたりもします。

加藤容疑者は、犯行直前の掲示板への書き込みで、「中学ころから勉強が出来なくなった自分を見捨てて親の関心は弟に注がれるようになった。」と語っています。

そして、火曜日に容疑者の実家の前で行われた両親揃っての記者会見で見せた母親の姿。
ひたすら息子の凶行を詫びる父親の横で顔を伏せ続けていたと思ったら、
突然ヨロヨロと地面に倒れ込む。
やがて父親は会見を切り上げ、地面に突っ伏す母親を介助する事も無く置き去りにして一旦家の中に引き上げる。
母親はもう立ち上がれないとばかり、玄関に向かってずりずりと這う。
やがて母親を連れ戻すために父親は外に戻り、仕方なさそうに母親を立ち上がらせて二人で家の中へ・・・。
始終、目は合わせない。

 動画→http://jp.youtube.com/watch?v=i8M331ziPd8
     (後半は編集されて誤った伝えられ方をされています。)

今回の事件の影響のためか?かなり上手く行っていない夫婦状態を感じると同時に、私は個人的感想として母親のとてつもなく演技的なわざとらしさを感じずには居られませんでした・・・。
昨年、流行の熟年離婚も検討していたといいます。
極度の緊張と申し訳無さも理由でしょうが、自分が今後マスコミでどのように扱われるかという事を想像して気が遠くなったように思えてなりません。
間違いなくワイドショーで永きに渡って取り扱われるであろう非常に印象的な映像になりました。
(追記0616:母親は親族に対して今回の事件を、「行き過ぎた教育をした自分への復讐。」と語り。2年前と、そして事件後に自殺をほのめかす言動をして親族に止められていたそうです。)

そして加藤容疑者も犯行前の一連の書き込みの中で、「夢はワイドショー独占」と語っています。
親子揃って劇場型で、話題の主役の座を争っているようです。

頭に浮かんだのは、「ワイドショー脳」という言葉。

個人的な話ですが・・・、
私の妻の母親、つまり義母はこのワイドショー脳にかなり侵されています。
僅か1億分のいくつかの何か些細な事件がワイドショーで大きく取り沙汰される度に、「怖いねー。」、「もう窓開けて寝られないねー。」、「本当に今頃の若い連中と来たら。」、「おちおち街も歩けない。」などとかなり本気の表情で語ります。
皇族も芸能人も政治家も、まるで知り合いです。
今住んでいる地域で空き巣程度の事件すら過去数十年に渡ってまるで起きた事が無いというのに、玄関の施錠は欠かしません。
私が必死に解約させましたが、つい最近まで毎月高額なお金を払って自宅警備(ALSOK)のお世話にまでなっていました。

長期間外出する時以外は施錠などした事無く田舎で育って来た私にはかなりのショックでした。

でも、4年前に結婚して以来、専業主夫の私は、最近子供が生まれ、出掛ける機会も減りワイドショーに毒されるようになって来た自分を感じずにはいられません。

街を歩くと、若者が恐ろしく。
目つきが悪い人は恐ろしく。
教師は全てスケベで。
裁判官はストーカーで。
コメンテーターは痴漢で。
妻にはバラバラにされないかと思い。
プールで泳げば吸い込まれないかと思い。
中国産の農産物は農薬まみれ。
しらない番号から電話が来ても振り込み詐欺と疑って出ない・・・。

ワイドショーに毒され、世の中の人間は全て悪い人間だという考え方に至れば、世の中の人間全てを犯罪者予備軍として育成する事へと繋がります。
同時に芸能人など有名人ら、いわゆる「成功者」の近況が伝えられて、格差を感じずには居られません。
もし仮に、義理の息子が義理の母親を殺害したなどという事件が起きてワイドショーで大々的に詳細を伝えられる事になったら、私は義母を殺すかもしれない存在として家庭内で扱われる事になり、確実に犯罪者予備軍の仲間入りを果たす事でしょう。

そしてワイドショーでは同時に緻密な犯行の手口が紹介されます。
手口ばかりか、準備の仕方から、犯行に向けての心構えとか、気持ちを高揚させる方法とか・・・。

親からは謂われなく犯罪者予備軍扱いされて育ち、自身は入念に犯行をシミュレートする事ができる。

近年は、不景気による格差社会の進行、派遣業態の増加、フリーターやニートの増加によって、今までワイドショーというものに汚染される機会の少なく、免疫の無かった、なおかつ人並み以上に社会的ストレスを強く感じている人達がワイドショーに触れる機会が確実に増えています。(日本語ヘタ)
NHKのニュースまで昨今はワイドショー的手法を用いるようになり、良識的家庭までこの現象に巻き込まれている事でしょう。

今回のような事件を防止する為に必要な措置は、歩行者天国を廃止する事でもなく、ナイフの販売を規制する事でもなく、派遣業を指導する事でもなく、ネットや携帯の掲示板を監視する事でも無い事は明らかです。

ワイドショーやニュースにおけるセンセーショナルな表現を自粛する。あるいは規制する。
犯行の手口や事細かな動機についての報道は社会的影響を考慮した表現に留める。あるいは禁止する。
その他、犯罪を助長すると考えられ得るあらゆる表現は禁止!


などという方策を即行わない限り、この世の状況はもっと悪い方向に向かう事でしょう。
たれ流しの受動的メディアであるテレビに対する規制は特に急がなければなりません。
このまま何もテレビが規制されなければ、完全に安全神話は崩れ去り、日本はかつて前例の無い程の犯罪天国になる事でしょう。

いまやテレビは、子供にウソをついても平気だよという事を教え、時限発火装置や自殺するための有毒ガス発生装置の作り方を教え、犯罪の手口までも事細かに教えるツールになってしまいました。
(正確には、テレビはきっかけを与え、ネットで詳細情報を得る。といった感じでしょうが・・・。)

ワイドショー側からしてみれば、愚かな視聴者が多く望む情報だから、放映しなければスポンサー料を貰えなくて俺たちの働く場所が無くなっちゃうんだよ〜。なんてのたまわれるのでしょうが、そんなの関係ねェ!
ここまで如実に影響を与えたと考えられる事例が発生してしまっては、表現の自由などと言ってる場合ではないでしょう。

とにかく今回の秋葉原での無差別殺傷事件は、ワイドショーの悪い面が相乗的に影響した新しい局面の事例として語り継がれるべきものだと私は感じました。


↓ご参考に↓
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歪曲報道
『劇場型犯罪』とマス・コミュニケーション
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ざけんなよ ―非行に走った少年の寂しさをあなたは理解できますか?―
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