ダメ主夫 ひげメガネの雑記帳

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zoom RSS Nスペ『原発解体 〜世界の現場は警告する〜』を見た

<<   作成日時 : 2009/10/19 12:16   >>

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え〜っと、2009年10月11日放送のNHKスペシャル、『原発解体 〜世界の現場は警告する〜』の内容抜粋と感想など・・・。

-------------内容要約抜粋
(冒頭)
停止14年後の原子炉
1900マイクロシーベルト
一般の1年分を30分で超える
原子炉は運転を終了しても尚、数百年放射能が消えない。

ふげんの解体現場。

東海発電所の解体現場。

昭和31年に最初に原子力発電が計画された時には、堅牢に作る事だけに主眼が置かれ、当初の調査報告書には解体に関する記述が一切無かった。

「解体は充分に技術が開発された将来に対応できると思っていた。まさかこんなに近い将来に解体が必要になるとは考えていなかった。」(原子力研究バックエンド推進センター 榎戸裕二)

初めて解体を念頭においた原発の研究を始めたのは昭和60年代。
しかし、平成21年の現在も、国は解体しやすい設計を建設の条件にしていない。

日本に昭和41年に最初の原発が出来てから次々に増設されて現在は57基に。

しかし解体を前提に作られていないために様々な問題が起こっている。

11年前に停止し、5年かけて周辺部が解体されてきた東海発電所。
残る原子炉本体は、人が入れない強い放射線を発しているため、日本初のロボットを使った解体を目指す。

ロボットを使用するには詳細な建設時の図面が必要となるが、その図面が見付からない・・・。

見付かっても、40年以上前の資料で、青焼きコピーを写真に撮ってフィルムで保管してあり、重要な数値が読み取れない。
(筆者注:青焼きコピーというのは、30年以上昔のコピー方式で、書面に光を透過させて用紙に感光させる方式。切り貼りしたり、セロテープ等で補修したり、コピー元の紙が厚かったりすると青くつぶれます。)

(日本原子力発電 松本松治副社長)語る
「40年前に作られたものですから、今の解体を想定して図面を整備しておかないといけないという考え方がなかったんだと思うんですね。」
「今作られている原発については、そういった工夫がどんどんされていかないといけないと思っています。」
(筆者つっこみ:まだ義務化されてないんかいっ!!)

解体プロジェクトの担当者は必要な情報をなんとかして入手するために建設当時の技術者を訪ねてまわる。

建設が始まった昭和35年から完成まで現場で工事を担当した林勝さん。
「これは基本的に解体を考慮しない建設工程でつくっていますから。」
「非常に解体という逆工程を想定し難いかもしれません。」

建設に携わった技術者に話が聞けるうちに(関係者が存命のうちに)方法を見極める事ができるのか、時間との闘い。
東海発電所の原子炉の解体は2年後に迫る。


全世界で閉鎖された原発は107基。
次々に解体されている。

32基中すでに15基を閉鎖しているドイツ。
運転停止後14年を経ても強い放射線を発し続けている原子炉。
原子炉本体は長年強い中性子線を浴び続け放射化し、自ら強い放射線を発する。

解体に使用されるロボットは各種全て特注品。
金属を混ぜた水を高圧噴射して原子炉の金属を切るが、図面と異なる施行のため予定通りに進まない。
今現在、解体期間は7年遅れる見込みで、当初900億円の予定だった費用は1300億円以上に膨れ上がる見込み。

たとえ最先端の技術をもってしても、多大な時間とコストは避けられない原発解体の実状。


そして、世界各地で解体に伴って排出される大量の放射性廃棄物。
特殊な容器に封入して地下に埋めて処分しなければならない。
世界中を見ても、全てのゴミを処分する事が出来るだけの処分場がある国はひとつも無い。

ドイツ中部、17年前に閉鎖されたアッセ処分場。
約600メートルの地下深くにある処分場は、安定した地層だというドイツ政府のお墨付きを貰って建設された。
施設の壁となっている地層は非常にもろく崩れやすい。
建設当初想定されていなかった地下水も漏出。
閉鎖された現在も致死レベルの放射線を発する放射性廃棄物が埋められたまま。
処分場の状況悪化を国は10年以上隠蔽。
住民の不信は揺ぎないものに。
ドイツでは、今後処分場の建設を受け入れさせるのは極めて困難。


処分場が無いまま進む原発解体。
もっとも深刻な問題を抱えているのがイギリス。

1956年にイギリスは世界初の原発を建設しました。
当時のエリザベス女王の演説、
「皆さんは歴史が誕生する瞬間に立ち会っているのです。」
「未来は私たちが想像できないものになるでしょう。」

それ以来45基作られ、現在25基は既に寿命を迎え閉鎖された。
今後、解体と廃棄物処理に税金から必要になる費用は11兆円。

市民の間で高まる問題意識。
「放射性物質をどこに置くというのか。本当に恐ろしい。」
「どこの国よりも廃棄物を多く作ってきたツケを背負うしかない。」

どこにも処分場が無いため、放射性廃棄物は全て原発敷地内で貯蔵。
廃止された原発に新たな貯蔵施設を建設するのに30億円。

セラフィールドで原子炉や核燃料再処理を行う会社。
廃棄物処理や再処理工場での事故への対応、処分場建設のための地域への対策費で債務超過に。
国が肩代わりし、税金3兆5千億円が注ぎ込まれる事に。

処分場建設に興味を示す自治体もあるが、いかに地元が潤うかが最重要。
けっきょく処分場建設の目処はたたないまま。


地球温暖化対策の名目で更に増やされる原発。

原発敷地内に蓄積され続ける放射性廃棄物。
解体が進む中、全部を保管するのは無理無理むり。

基準内の放射線しか発しないゴミは極力リサイクルへ。
でも受け入れてくれる業者が無いに等しいのが現状。
ただ1社、原発解体現場から出る基準内の鉄くずをリサイクルしている会社で作られている商品は、原子マークをモチーフにしたデザインのベンチ。(おそらく、原子力関連施設に買い取られると思われる。)


(締め括りのナレーション)
「人類が原発を手にしてから、半世紀。」
「これまでにつくられた原発は世界で539基にのぼります。」
「そしてその全てがいずれ解体され廃棄物となるのです。」

ずお〜んとした音楽でスタッフロール。

------------


(以下、感想のようなもの)
この放射性廃棄物の処理問題については、どうにも名案が浮かばないなぁ〜。

この番組を見る上で忘れてはならない事は、解体で出るゴミ以上に危険な核燃料の廃棄物、更には核兵器解体などに伴って排出されるとてつもない高レベルな放射性廃棄物というものも存在するという事。

もし仮に国内に充分な処分ができる地層処分場が作られたとしても、放射線のレベルが自然界レベルになる何十万年も先までどうやって管理するかは、どうせ先送り・・・。
そんな遠い未来まで人類が持ちこたえられないだろうと容易に想像できるし。

そもそも地球全体で考えても、そんな安定した地層なんて充分に存在するのかなぁ・・・。

20年くらい前に科学雑誌で読んだ記事では、廃止後はクールダウンを経て、原子炉丸ごと建設時に原子炉建屋内に掘ってあった穴に備え付けのクレーンで移動して埋めて封鎖するなんて案があったけど、どうなったんだろう??
でも、所詮は先送り策か・・・。

海に沈めるのは何十万年という時間スケールで考えると容器の劣化が早そうで、凄くいやんな感じだし・・。

宇宙に放り出すにしても、コストが物凄い事になるだろうなぁ〜。
打ち上げ失敗した場合のダメージは壮絶だろうし・・・。

軌道エレベーターを使ったとしたら、今度はそんな巨大建造物が放射化しちゃいそうだし・・・。

中国あたりが全世界の廃棄物処分を受け入れたりしないかなぁ〜・・・。
でもなんだかいろいろもっと不安・・・。

もともとのウラン鉱レベルの濃度まで薄めてウラン鉱山跡地にでも埋め戻せないのかなぁ・・。

砂漠のど真ん中にでもちょっとずつ野ざらしにして、急速に風化させて薄めちゃうのはどうだろう・・・。


なんていうか話は違う方向に行くけど、
今まで私が接したり見聞きして来た何百人か何千人かの人間の中で、そんな先々の事を事前に見通して完璧に準備した上で事を成そうとしたとか、成し遂げられた人間ってひとりも存在しないんだよなぁ〜。
前任者の残した無理難題を見事に解決できたという例もしかり。

もしそんな完璧なスーパーマンが稀に存在したとしても、全ての原発解体に行き渡らせる事が出来るような気がしない・・。

なんていうか、この核廃棄物処理の問題というのは、人類の習性的に絶対に解決できないような気がする・・・。

どんなに想像の翼を広げても破滅的な未来しか見えない・・・。

そんなトホホな人類の習性・能力・知恵を凌駕した存在・・、例えば人工知能的なものがこの件を検討したとしたら、
結論は、「全生命滅ぶのみ」とか、「他の惑星に移住すべし」とか、全生命を放射線に強くなるように遺伝子操作するとかいう方向性しか出てこないような気がする・・・。

まあ、今のままでは今のまま・・・。

原発跡地が廃棄物保管所になったまま、施設は老朽化し、住めない土地は増大し、じわじわと、地球史的に見れば一瞬で、地球は生命圏としての役割を終える事になるでしょう。

ヒトの習性として考えれば、そんな危機的状況が始まる前に、精一杯原発増やしてエネルギーいっぱい使って、精一杯自堕落に享楽的に誇らしく生きるのが一番現実的だと思います。

放射性廃棄物の問題に限らず、危機的状況が少しでも予兆を見せたが最後、どうせ不安で硬直して停滞するんだから・・・。

まあ、なんかで言われているような、人類滅亡を目標にする悪の秘密結社かなんかが仕組んだとしか思えなくなるくらい八方塞がりで、人類は、っていうか全生命は滅ぶのみなのであります。
せいぜい楽しく現世を満喫しましょう。


以上、
体調が優れないため、どうにも暗い方向性になってしまいました事をご了承ください。

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