これだ!と思われた国民集団免疫説がイマイチ盛り上がらないのはなぜ?

5月27日のニュース。
『世界がモヤモヤする「日本の奇蹟」を裏付ける"国民集団免疫説"…京大教授ら発表』/プレジデント Digital
https://president.jp/articles/-/35711

要約:インフルエンザウィルスと新型コロナウィルスのウィルス干渉によってかインフルエンザの流行曲線が例年と比べて明らかに欠ける現象が確認された事から、
新型コロナウィルスにはS型(さきがけ型)、K型(かける型)、G型(グローバル型)の3つの型があって、入国制限が早かった国ではS型蔓延によりG型を抗体依存性免疫増強(ADE※)効果によってG型感染がより致命的になる効果があり、一方入国制限が遅くS型に続いてK型が広く蔓延した国ではG型への免疫効果があって重症化率や死亡率が下がったとする説。
※)ADEは今般の新型コロナウィルスに対するワクチンの開発でも課題となっているそうで、2度目の感染で重症化するデング熱などでも有名。SARSやMERSのワクチンの開発を断念させた理由であるともされます。

そして、その説の根拠となったインフルエンザの流行曲線。(参照ページは東京都の)
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/flu/flu/
確かに1月中旬くらいから例年急伸するはずの患者報告数が明らかに欠けています。
原因不明の肺炎の第一報は12月30日、それがコロナウィルスが原因と確認されたのが1月7日、日本人初の感染確認が1月16日、ダイヤモンドプリンセス号が隔離停泊をはじめたのが2月5日、一部地域に緊急事態宣言が出されたのは4月7日、全国に緊急事態宣言が広まったのは4月16日である事から、新型コロナウィルス感染予防に努めたためインフルエンザ感染者数が減ったという説は少々弱いような気もします。

京大の教授などによって検証もなされている説で、もし本当ならば、まどろっこしくワクチン開発などしなくても広くK型コロナウィルスにかかるようにさえすれば東アジア諸国並みの被害状況に抑えらえれるというお話。
確かに中国人の出入りが多そうな国が突出して死亡率などが低いように思えます。中国の武漢地域以外、韓国、マレーシア、シンガポール、そしてアフリカ諸国・・・。北朝鮮も?
問題点としてはK型ウィルスによる免疫効果の有効期間が良く分かっていない事くらい。
仮に効果が数か月程度やそれより短い場合などは、やがて日本に訪れる第2波は欧米並みの猛威を振るうという事になりかねません。

なのに、ニュース番組やワイドショーはもちろん、ネットメディアまでもがほとんど反応しない。
何か前科のあるやべえ教授が言ったから他では言えないのか、だれが見ても荒唐無稽なトンデモ学説なのか、大学や学会などでの力関係の問題か、もう既定の権益を守る事が重要だからか、ワクチン開発競争の方が政治的に魅力的だからか・・?
と思っていたら、やっと続報的な記事が出ました。

『日本のコロナ致死率の低さを巡る「集団免疫新説」が政治的破壊力を持つ理由』/ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/238988

要するに、この集団免疫説が本当だった場合、世界各国で行われた都市封鎖、PCR検査拡充による徹底した隔離・治療による封じ込め、日本でも行われた出入国制限、全国一斉休校、3密回避、接触機会8割減、手洗い手指消毒マスク励行、それに伴う経済の停滞や後退などの多大な犠牲などが全て完全否定されてしまうくらいの破壊力があるらしい・・・。

記事は、学会間での正常な競争が行われて政府の選択肢も増えるるように願うと締めくくられている。
日本の第二波が欧米並みの惨憺たる状況になって初めてこの説が認められるなんて事にならない事を祈るのみ。

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